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実はブラック企業に勤めていました(苦笑・・・)

そもそもその予兆はあった・・・・

4回目の年女を迎えるほどのいい年をして、ブラック企業に勤めていたなんて恥ずかしいですね……。私がいたのは、社員25名程度の小さな出版社(正しくはまだ籍がある)。実は入社する前から「ちょっとブラックかな?」とは思いつつも、自分のやりたい仕事をやろうと思ったら、待遇がこれぐらい落ちちゃうのは仕方ないことかな?と思っていました。

4年前にこのブラック出版社に転職した当時は、とにかく前の会社を辞めたくて(やりたくない仕事をやらされていてメンタルがかなり弱っていた)、そんな中で、自分の好きな分野での編集の仕事に採用してもらったことが本当に嬉しかったんです。当時はダンナが自営の配送業をやっていたために収入が不安定で、家のローン分しか負担できない状態。それ以外の食費やら光熱費やら、とにかく生活費全般を私が稼がなくてはならず、ブランクなく新しい会社に入ることが必須状件で、これらすべての条件に合致したのがこのブラック出版社だったのです。でももう、当時は本当~っにありがたいことだったのです。

「ちょっとブラックかな?」と思った理由は、募集要項に「黒字経営を続けている出版社」とありながら、「社保完」となっていなかったこと。当時勤めていた会社に「3月いっぱいで辞める」と伝えた後に、このブラック出版社に雇用契約の確認に行った際に「黒字経営を続けているのに、どうして社会保険が完備されていないのですか?」と創業者である社長に質問してみました。すると「私も今すぐにでも社会保険に入りたい。しかし、黒字経営といってもボーナスはビビたるものですし(実は基本給の0.5ヶ月だったwしかも入社から1年以上経ってから)、今は入れない状態なのです。入れるようになれば、すぐに入りたいと思います」と答えました。

この9ヵ月後、手入れ(?)が入り、会社は強制的に社保完となるのですが(笑)、実はそこにもいろいろありまして・・・・それはまた後日に。

そんな感じで「ちょっとブラック?でも編集が仕事として認められる会社で嬉しい」「ちょっとしんどい時もあるけれど、基本楽しい」って感じで、「1日でも早く、もっと売れる本を出したいな」と思いながら、でも実際は、いろいろなしがらみで「出さなくちゃいけない本」「出すことになっている本」ばかり担当していて、それらを日々こなしている感じでした。

なんだか嫌な予感のするメールが来て・・・・

そんななか、2月19日の日曜日に、すぐ上の編集局長さんから「私の力不足で、明日、会長から話がある」という、休日に似つかわしくない、文法の崩れた、慌てふためいたショートメールが届き、嫌な予感がしつつも翌日会社に行ってみると、「書籍編集部の打合せを○時から行ないたい」と、創業者の会長(実はこの間にいろいろなことがあり、創業者は社長→会長→会長兼社長となったのですが、最終的に会長と呼ばれていた)からメモが置いてあったのです。一応、私は書籍編集部のチーフってことで、月に1万円の手当てしかなかったけれど(セコいw)、書籍編集部4人のとりまとめをしていたのです。

果たして、小さな打ち合わせ室に集まってみると、重々しい雰囲気を作った(?!)会長が「書籍編集部を解散することになりました」と言い出したのです。そのときの言い草をここに書いてみると、「3/20で書籍編集部を解散し、その後はそれぞれの人員とは企画ごとの委託契約になる」「原価計算上、1冊分の編集費は○万円となっているので、皆さんにもその範囲でやってもらいたい」「編集費の支払いは本が発行された翌月末」「現在使用しているパソコンと机、コピー機などは使用してよい」「もちろん他の出版社の仕事を請けてもよい」「4月からは新しい関係で」「一度個々に立ち返り、売れる本の企画というものを見つめ直して欲しい」というような話・・・・オイオイオイオイちょっと待ちなさいよと思い、

社会保険はそれぞれに自分でやるようになるってことですよね?自営業者のように」と尋ねると、会長は「そうだ」といいます。「すると、それは会社都合の解雇ってことですよね?」と私が尋ねると、会長は一瞬「いや……」というようなリアクションをしましたが、私が「雇用保険の手続きとしてはそうなりますよね」とさらに言うと「まあ、そういうことになります」というような返事をしました。

この後はまあ、この人は一体なにをいっているんだろうと呆れるばかり。あと1ヶ月でいきなり解雇って「はあ?」って感じ。こちらにはなんの落ち度もないのに・・・・。とにかく「会社都合なら、雇用保険はすぐに出てくるか」ということだけが思い浮かび、ほんの少し安堵したのでした・・・・。

なにしろ解雇なんて初めてなもので・・・・

こっちから会社を辞めてやったことは数知れずだったのですが、解雇を言い渡されたのは初めてで、キョトンとしてました。そこで、突然の解雇を言い渡された同じ部署の4人で、混乱する頭を整理するために、外の喫茶店へ行って話をすることになりました。

カリスマさんは弟さんが労働問題も扱っている弁護士さんということで、かなり落ち着いていました。とにかく、弟さんに相談して、次の手を打つということでした。

2歳の女の子がいる子持ちママは、失業となると保育園を出されてしまうので、失業保険をもらうわけには行かないし、途中になっている企画や出すことになっている書籍を一番たくさん抱えていて、かなり困っていました。

私の1年後に入社してきたちょっと「おっちょこちょい」な人は、会社の名前をいろいろなところにアピールしながら積極的にいろんな交流会に出て、かなり一生懸命やってきていたので、とにかくショックだったようで、「この会社の名前で本を出していきたいけれど、あの条件ではちょっと」と迷っているようでした。

そんななか、実は私には引きずるものが何もなかったのです。2月20日付けである本の新装版を出した直後でしたし、やる予定だった書籍や年末から提案してきた企画がことごとく中止や様子見、不採用となっていました。一つだけ9月に発行という企画が通ったのですが、それじゃあ4~9月までの生活はどうするんだい?という状態……今からどれだけがんばっても、4月発行の本を出すことは不可能です。すぐに「ここで委託契約で仕事をするのはナンセンス」となりました。幸いにして4年前と違い、ダンナの仕事は順調です。とはいえ、不安が襲ってこないわけではないけれど・・・・

そんなわけで、ここから幾晩かの眠れない夜と、治らない風邪と、会社の荷物とデータの片付け、各公的機関への相談と立て続けにこなし、今さらながら私はラインを始めて(笑)、書籍編集部4人のグループラインでの情報共有が始まるのです……┐(´-`)┌