読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

とにかくなんでも、書類、書類、書類

録音した会話を聞き返す

翌22日の午前中は、4年前から約1年間だけ一緒にお仕事をしたクラフト関係の会社へ、挨拶がてら出かけることになっていました。そのため、前日に自ら張り出してきた異動の辞令が、どの程度社内に認識されているかは分からないままでした。

朝の電車の中で、昨日の会長との会話の録音を聞いて、「黒い雨」への質問事項をまとめなくてはなりません。まずは胸ポケットに入れたICレコーダーの方にイヤホンを差込んで聞いてみました。すると、ずっと一定のリズムで「クッチャ、クッチャ、クッチャ」と音がしています。合間に「ゴーッ」という音も聞こえてきます。「?」となり、10分以上早送りしましたが、まったく同じ状態で、その「クッチャ、クッチャ」という音の向こうに、ぼんやりと人の話し声が入っているようです。

「?!?!」とちょっとパニックになりましたが、昨日、自分で内ポケットに入れながら、レコーダーを操作したときのことを思い出してみて、やっと理由が分かりました。どうやらICレコーダーのマイクを自分の体側に向けていたようで、録音されていたのは、心臓が収縮して血液を全身に送り出す音でした(笑)私は、他人からは結構しっかりして見えるようですが、時々このような大ポカをやらかすのです。自分でも呆れてしまいますw

そこで、腰ポケットの方に入れたiPhoneで録音したものを聞いてみると、こちらはきちんと会話が録音されていました。やはり二重録音はしておくものです。昨日の会長との会話を細かくチェックし、疑問点や昨日は準備されていなかった資料のことなど、箇条書きでiPhoneのメモ帳に打ち込んでおき、会社に戻ったらすぐにメモ帳のテキストを加工して、質問書を作れるように準備しました。

子持ちママさんの交渉

さて、11時半頃に会社へ戻ると、ちょうど会長と話を終えた子持ちママさんが、ハンコをもらった退職届や有休の届書をコピーしているところでした。子持ちママさんの方も自己都合退社ということで、有休もとりあえずは20日間取ることで了承が得られ、いそいそと届書を書いて、証拠となるコピーを取っているところでした。

本当はさらに10日以上の有休が残ってはいるのですが、「できれば4月の給料の締め日で辞めてもらいたい」と会長に言われ、子持ちママさんも「会長と揉めたくないので・・・・」と一応は下手に出て、それで手を打ったとのことでした。それでも、なんとか会社規定の有休にプラスして、法定の有休も12日間は認めさせることができたようです。

というか、会長ももはや自分が勝手に決めた会社規定の有休日数が何日なのか、よく分からなくなっていたのかもしれません。あるいはもう、法定の有休日数を取ることも認めようという心境になっていたのかもしれません。なぜなら、それを拒否すれば、結局はまた争いの場に引き出されることになるのですから、違法にならないようにするために、認めざるを得なかったのかもしれません。

 質問書をまとめる

自席のパソコンを起動すると、早速、メモ帳のテキストをiPhoneからパソコンへメールで送り、質問書へと加工しました。「黒い雨」はパソコンがあまり得意ではないらしいので、手書きで回答が書き込めるように、各質問の間には適切な改行を入れておきましたw「倉庫研修編」と「書店営業編」の質問事項を、それぞれA4の片面1枚ずつで納まるようにし、我ながら上手な質問書が作れたwと悦に入っていました。

質問の内容は以下のようなものでした。

倉庫研修について・・・書店営業の担当者は、通常、倉庫会社で1週間も研修をするものなのか?(家族に聞かれた、と書き添えました)、研修場所の住所は?研修時間は何時から何時までか?、初日の3/27日は何時までに担当者はどなたを訪ねればよいか、5日間の研修内容、倉庫研修の間の服装はカジュアルでOKか?、倉庫研修のことで追加の質問や現場での判断に困った時に(黒い雨の)携帯に電話してよいか?

書店営業について・・・ 書店名簿・書店営業の地域割り・報告書(日報のフォーマット)・売れ筋書籍(出庫ランクリスト)の準備のお願い、書店営業の具体的なノルマとは?、名刺の作成は私からDTPにお願いしてよいか?また肩書きはどのようにすればよいか?、書店営業へ行く際の服装で「これだけは注意した方がいい点」について(急な配置転換だったので、もし手持ちの服に該当する服がなければ、最低限の枚数を経費で買わせてもらうかもしれない、と書き添えておきましたw)

やっぱりみんな見ていたw

お昼になり、続々と社員が昼食へ出かけ始めて営業局のほうに人がいなくなると、私と同じシマの、季刊小動物雑誌の編集長さんが大きな声で、「○○さん(私の名前)!辞令!ビックリしたよ~!!」と声を掛けてくれました。隣で、同じ小動物雑誌の編集アシスタントをしている女の子も、目を見張って笑いながらこちらを見ています。私も思わず「ご覧いただけました!?」と返事をしました。そして「(私の異動を)目立たせたくないみたいなので、自ら目立たせてみました!」と言いましたw

編集長さんがさらに「ほかの人は?」と聞くので、「みんなそれぞれになりました」とあいまいに答えました。みんなそれぞれ状態が違うので、全部を説明するのはさすがに面倒だったのです。編集長さんは「そう・・・・」という感じで、また仕事へと戻っていきました。

子持ちママさんが、面倒な交渉事が無事に終わった解放感からか、おっちょこちょいな人も含めて3人でランチに行きましょうというので、私は作成した質問書をプリントアウトしてクリップで留め、「黒い雨」の机に表を上にして置いておきました。これで、もし私がランチに行っている間に「黒い雨」が出かけてしまったとしても、質問書の回答を求めることはできるでしょう。