内側と外側から締め上げよう

労働条件を提示してもらおう

先ほどのブログに書き忘れてしまったのですが、21日の販売部での仕事内容説明の後に、異動後の労働条件について、書面で提示してくれるように会長に依頼しました。これは、最後の反論メールの終わりの方にも書いていたことですが、配置転換に伴って給料を下げられてしまう事例があり、大幅に下げられた場合は「不利益変更」ということで、これも違法にあたるということでした。そのため、「不利益変更」があるかどうかを前もって確認するためにも、賃金を含めた労働条件については、書面での提示を求めました。

このブラック出版社は雇用契約書もないような会社なので、私が厚生労働省のホームページからダウンロードした労働条件通知書の書式を「こんな感じで提示してください」と会長に渡すと、「これを埋めるのか」とばかりに目を白黒させていました。

しかし、甘っちょろいことは言っていられません。この配置転換で給料が下げられたなら、私はすぐさま、ユニオンに入って、本物の団交をするつもりでした。この週末の金曜日には、カリスマさん・前田さんと某ユニオンへ相談に行くことになっていたので、それまでに会長からの労働条件通知書を準備しておき、叔父様とTさんにツッコミどころを指摘してもらいたいのです。

そんな焦りもあり、「いつもらえますか?」と早速期限を切りにかかると、会長は「いやあ、私もいろいろと仕事を抱えているし」などと渋りだしたので、「そんなに難しい書類じゃありませんよ」というと、「まあ、誰か他の人に作ってもらってもいいか」というので、「じゃあ、24日の金曜日にはもらえますよね」と念を押すと、「それぐらいなら大丈夫でしょう」と会長は答えました。まあ、それまでに準備できていなければ、金曜日までにこちらで埋められるところは埋めておき、賃金のところだけは、口頭でもなんでも会長に言わせようと考えていました。

最後に、「今回のことがあって、労基署とか労働局に通うはめになっちゃいまして、そういうところが『労働条件を書面で出してもらえ』ってうるさいんですよ。もう目を付けられちゃってw」と付け足しておきましたw とにかくできうる限りの牽制をしておきたかったのです。

カリスマさんはメールでの攻撃開始

一方のカリスマさんは、会社へは出社せず、3/21の朝に会長宛にメールを送りました。内容としては、一方的な解雇撤回には同意できないため、当初の3/20付けの会社都合解雇で受けます、ということ。したがって、会社都合退職を証明する書類と離職票をすぐに発行し、送付するように、ということ。それから、30日前までに解雇予告が必要でしたが、2月は28日しかなかったため、不足していた2日分の解雇予告手当てを早急に振り込むように、さらに、過去の約2年間にわたって、会社の社保折半負担分として、給与から一律3%を違法に減給していた分についても支払うように、というものでした。

後ろ盾があるというのは強いもので、争う気満々のメールです。これに対して、会長がどのように返してくるのか、これは見ものです。「解雇は撤回しただろう」とゴネだしたら、いよいよ弟弁護士さんの登場です。弟弁護士さんの登場に会長がギャフンというところを見たいような気がしますが、しかしそこまで会長は無防備にバカだったりするんだろうか?と興味津々です。

「4人が一致団結して」というのも会長にとっては怖いのでしょうが、それぞれが独自のアプローチで会長に詰め寄っていくのも、なんだか面白いなと思いました。だれかのアプローチが、思いがけない作用を生んで、別の人のことが思ってもみなかった方向に動きだす。それぞれの動きが複雑になり、絡み合い、どんなうねりを作り出していくのか、誰にも想像がつかない。「これは面白いことになってきたな」と思い始めました。